保険の見直し方
保険の見直し方
掛け捨て保険と積み立て保険の見直し
巷で「保険の見直し」という言葉をよく聞かれるのではないでしょうか?
保険の見直しには保険契約者の家族の構成や仕事内容、住宅購入等ライフステージの変化によって必要な保障が変わる保障の見直しと、より安い保険料にする保険料削減の見直しがあります。
ここではシンプルに「掛け捨てタイプの保険」と「積み立てタイプの保険」に ついて保険料削減になるポイントについて考えてみたいと思います。
掛け捨てタイプの保険の特徴と見直し相談のタイミング
掛け捨てタイプの保険はそもそも掛け捨てであるわけですから、途中解約してもほとんど解約返戻金がないため、同条件でより安い保険料のものがあればすぐにでも変えたほうがお得なケースが多いです。
当初保険加入した時よりも年齢が上がっているため保険料も上がってしまっており、安い商品はみつからないのではないかとお考えの方も多いですが、保険会社も各社競争により保険料引き下げ合戦をしていたり、死亡率の見直しにより保険料が下がっているケースもあるため、年齢が上がっていてもより安い保険料の保険商品を見つけることが可能な場合が多く見受けられます。
また一定条件を満たすと割引を受けられる商品もあります。例えば、タバコを吸っていない方は非喫煙者割引がある保険商品に、又、健康診断で指摘が全くないなど健康に問題がない方は健康体割引がある保険商品に切り替えるだけで保険料ダウンが期待できます。
当初加入したときはタバコを吸っていても、やめて1~2年経過しているのであれば割引が効いた保険に切り替えを検討してもいいかもしれません。
積み立てタイプの保険の特徴と見直し相談のタイミング
積み立てタイプの保険は積み立てなので保険料が高いケースが多く、保険料削減を考える場合はここを見直すと改善できる可能性は高いです。ただ、このタイプの保険は今まで時間を掛けて積み立ててきた保険料があるので、その積立条件や途中解約した場合の条件によってはそのままにしておいた方がいいものもあります。
例えばバブル経済の頃のような市場の運用金利が高かった頃に加入した生命保険は、積立保険料を運用してくれる予定利率が高いため、そのまま高い利回りで運用したほうがお得です。
また満期や低解約期間などの一定期間が経過する前に途中解約すると解約返戻金が減らされる条件付きの商品もありますので、損をしないようにするためには見直し時期を調整する必要も出てきます。解約せずに払済を検討するほうがいいケースもあります。
このあたりの損得に関しては判断が難しいため中立な立場の専門家に相談されるといいでしょう。
以上のように保険料の見直しを考えるときは、掛け捨て部分ではより有利な商品がないか、積み立て部分に関しては損しないかどうか注意をしながら検討されるといいでしょう。
※健康体割引(優良体割引)の割引条件は各社により異なります。詳細は各保険会社にご確認下さい。